世界漢語教育学会にBCT、YCTの日本実績を寄稿


平成22年5月20日
日本BCT・YCT事務局
セリングビジョン株式会社


  このたび中国政府教育部が関わる世界漢語教育学会から当事務局への要請で日本のBCT、YCTの受験状況と日本語翻訳出版本につきまして寄稿いたしました。日本語と中国語での中身はホームページの日本語版と中国語版にアップいたします。本原稿は世界漢語教育学会の冊子にまとめられ世界各国に配信されますので、日本BCT、YCT事務局としても大変光栄であります。
  以下が原稿であります。


1.日本におけるBCT(ビジネス)/YCT(青少年)の受験が確実に増加しています!

  2009年は日本の大学、高校との提携や集団受験が増え、企業社会人を含めより多くの方々がBCT/YCTを受験しました。
  特にYCT試験では、九州産業大学では205名、伊奈学園総合高等学校では80名の団体受験実績を残し、若者の中国語学習も着実に浸透しつつあります。BCT試験では北九州市立大学、早稲田大学、桜美林大学、静岡理工科大学等で団体受験を行いました。
  また、中村学園大学は、当社と連携して、アジアゲイトウェイの九州福岡を拠点にしてBCT/YCTを採用し、在学生などを対象に本格的な中国語授業を開始することになりました。日本の大学の中で、新入生から初級・中級のYCTを中国語授業に取り入れて、高学年に高レベルのBCT受験を目標にするカリキュラムを作り上げようと計画する学校は中村学園大学が初めてです。同大学では2010年5月のYCT試験で約100名が受験しました。
  これらの教育と受験を通じてサマーキャンプや、中国各地の著名な大学に留学させることも可能になります。セリングビジョンは今後とも、中国と日本との大学や産業界との教育・科学・文化の交流や経済ビジネス交流に積極的に努めていきたいと考えております。
  日本と中国とのビジネスが一層盛んになるにつれ、ビジネス中国語の大学や企業での教育研修の必要性が迫られております。中国教育部国家漢弁が主催するBCT/YCTは、学生や企業人が中国語の上達レベルを計るのに最適な試験です。中国との貿易促進が深まるにつれて、商談で中国語を駆使できる日本人をできるだけ早く多数育成することが、セリングビジョンの使命だと考えております。

日本の大学での集団受験風景

YCTサマースクール、中国の大学留学生と教師との記念撮影

(東電超遠景公司〈日本BCT/YCT事務局〉供稿)



2.日本語BCT翻訳教材を三冊出版

  当社は日本BCY/YCT事務局として、3冊のBCT/YCT関連教材を翻訳出版しており、大変好評をいただいております。
  • BCTビジネス中国語検定試験要綱-公式ガイドブック-(北京大学出版社・北京大学/2008年8月SVが日本版を発行)
  • 中国政府公認・ビジネス中国語検定試験(BCT)模擬問題集Ⅰ・新シルクロード(北京大学出版社・北京大学/2008年10月SVが日本版を発行)
  • BCTビジネス中国語検定試験パーフェクトトレーニング(高等教育出版社・対外経済貿易大学/2010年4月SVが日本版を発行)
      「公式ガイドブック」はBCT受験のための世界標準の必携テキストであり、中国・教育部国家漢語国際普及指導グループや北京大学関係者を中心に数々の議論や試験実績をもと に、長い検証や客観的評価を積み重ねてできあがった労作のテキストです。ビジネス単語約2500語も含まれており、日本企業などが対中国ビジネスを進めるために必要なエッセンスも盛り込まれております。

      「新シルクロード」にはBCTを研究・制作する北京大学の先生方の編纂により、4回分の模擬試験が盛り込まれており、日本でのBCT試験に向けての絶好の世界標準の受験学習用問題集となります。BCTガイドブックと併せて学習することにより、BCT受験の効果がさらに上ります。

      新しく発行いたしました「BCTビジネス中国語検定試験パーフェクトトレーニング」は、BCTを研究・制作する対外経済貿易大学の先生方の編纂により、「ヒアリング・読解」2セット、「会話・作文」3セットから構成されており、「BCT公式ガイドブック」補助教材として多くの受験者に活用されています。

      今回のBCT問題集の出版により、中国政府認定のBCTへの関心は高いものの、どのような試験であるのか内容がわからない状態で受験しにくかった課題を解消し、大学生や社会人にとってもBCTを受験しやすくなると同時に、大学、企業、語学スクールなどでの中国語教育の一助となるものと期待しております。


    (国家漢弁教科書) 

    (北京大学問題集) 

    (対外経済貿易大学問題集)

    (東電超遠景公司〈日本BCT/YCT事務局〉供稿)



    以 上