セリングビジョン㈱(社長:岡部秀也、本社:東京都港区。現在、IT販売・教育等を実施)は北京大学出版社(社長:王明舟、本社:北京市海淀区)と本年4月に締結された日本語出版・販売協定に基づき、中国政府公認・ビジネ中国語検定試験(BCT)・問題集の日本語翻訳出版を準備してまいりましたが、このたび一冊目を「ビジネス中国語検定試験 模擬問題集Ⅰ」として刊行し販売開始となります。販売元は本BCTに協力いただいている日販アイ・ピー・エス株式会社となります。
本書は、中国政府(教育部・国家漢語国際普及指導グループ弁公室<略称:国家漢弁>が企画・実施する「ビジネス中国語検定試験(BCT)」についての日本での翻訳出版テキストとしては、弊社セリングビジョンが2008年8月8日北京オリンピック開催日に出版した「BCTビジネス中国語検定試験要綱-公式ガイドブック-」(以下、BCTガイドブック)に続くものです。
とくに本書にはBCTを研究・制作する北京大学の先生方の編纂により、4回分の模擬試験が盛り込まれており、日本でのBCT試験に向けての絶好の世界標準の受験学習用問題集となります。BCTガイドブックと併せて学習することにより、BCT受験の効果がさらに上ります。
この中国政府が各国(シンガポール、韓国など)で実施するBCTの日本への初導入は昨年12月に弊社セリングビジョンが日本BCT事務局となって実施し、2008年は8月30日と、来る11月22日に行われます。
とくに中国政府実施のBCTの資格は、英語のTOEIC並みになる可能性がありますので注目されています。BCTは大学生にとって将来的には進学・就職活動に有利になり、社会人にとっては、中国ビジネスの円滑化や社内昇進にもつながることも予想でき、また企業・政府・自治体関係者等にとっては、スタッフへの中国語研修の目標・目安にもなるものと期待しております。
今回のBCT問題集の出版により、中国政府認定のBCTへの関心は高いものの、どのような試験であるのか内容がわからない状態で受験しにくかった課題を解消し、大学生や社会人にとってもBCTを受験しやすくなると同時に、大学、企業、語学スクールなどでの中国語教育の一助となるものと期待しております。
<参考>
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1. | セリングビジョン株式会社<本書の翻訳、出版>
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平成14年に設立した東京電力の「企業人制度」を下に、社員が設立した会社。法人向けのITソフト・ハードの販売及び講演・研修事業、コンサルティングを実施。
ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指している。英語、中国語の翻訳事業も展開中。創立後、5年連続経常黒字、2007年度売上5億3千万円。
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2. | 日販アイ・ピー・エス株式会社<本書の販売元>
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書籍流通最大手「日本出版販売株式会社」のグループ企業。主に海外向けに書籍を中心とした生活物資の販売サービスを展開中。オンライン書店「ブープル」や「MagDeli」などを運営。
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3. | 中国主催者: 中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
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国家漢弁は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)に属し、世界的に中国語を普及させるための企画・管理・実行を行う政府機関です。世界各国の著名大学などに孔子学院を設立し、中国語教師の派遣や中国語テキストを提供し、ネイティブの中国語の教育サービスを提供しております。日本では、早稲田大学・立命館大学・立命館アジア太平洋大学・愛知大学・札幌大学・北陸大学・桜美林大学・岡山商科大学、大阪産業大学、神戸東洋医療学院、工学院大学で孔子学院が活動をしております。
また、国家漢弁は中国政府公認の中国語検定試験を総括しており、HSK(漢語水平考試)のほか、最近では今回の子供向けの検定試験YCTや、ビジネス向けのBCT(ビジネス中国語検定)を所管しております。
そして北京大学、清華大学、対外経済貿易大学など中国全土の大学や、高等出版教育社、外研社などの政府大学系出版社等と連携をして、中国語の教育に関するあらゆる活動を総括しており、特に国家漢弁の指定する中国語の教科書、問題集は、世界の教育者などから注目されております。
URL:http://www.hanban.edu.cn/cn_hanban/
住所: 中国 北京市西城区徳勝門外大街129号(德勝尚城A座)
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4. | 北京大学出版社を擁する北京大学
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中国の首都北京に位置する総合大学。1898年12月、京師大学堂として開学し、当時すでに中国の最高学府であり、最高教育行政機関として位置づけられていた。
1912年北京大学と改名。1919年5月4日、五・四運動の中心的役割を果たし、以後、5月4日を創立記念日としている。
近現代中国の歴史と共に発展し、名実共に中国最高峰の大学となっている。
歴史も深い大陸の大学でもあるので、世界各国からの留学生も多い。
数学、工学、歴史学、哲学、法学、経済学、物理学、地理学、経営情報学、社会学、中国言語文学、国際政治学等、数多くの学部学科に分かれている。中でも、人文と社会科学の領域は最も歴史と深い学術伝統を持っている。そして、中国国内でも最も早く外国人留学生を受け入れてきた大学でもあり、現在在籍している長期留学生や短期留学生を数千人受け入れている。
北京大学出版社は、1917年の北京大学の出版部の成立を経て、1979年に中国政府(教育部=日本の文部科学省に相当)の公認・支援により正式に創設された。以来、発展を遂げ、編集、出版等を幅広く手がけ、経済管理、政治法律、文学歴史、理科、中国語、外国語などの分野が特に有名である。基礎的な教育から現代科学の新しい領域まで扱い、高品質で高水準の出版図書ばかりか電子映像製品、電子出版物も数多く製作している。
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5. | 関係写真
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| 本書表紙北京大学正門
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6. | 内容
原本 | :新丝路-商务汉语考试仿真模拟试题集I
| 編集責任者 | :李晓琪
| 編集者 | :李海燕、林 欢、崔华山
| 日本語版編集 | :日本BCT事務局(セリングビジョン株式会社)
| 定価 | :3,000円(税込)
| 初版発行 | :2008年10月8日
| ジャンル | :語学実用書
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北京大学が総力を挙げて編纂した中国語のTOEICにあたるBCT(Business Chinese Test)の模擬試験問題集を日本語に翻訳・出版したものです。
合計4回分のBCT模擬試験問題があり、ヒアリング等のCDが試験ごとに計4枚ついております。
今後受験者が増えていくBCTの受験者が問題に慣れるために最適な実習書であるとともに、各学校・語学スクールでの実習テキストとしても活用できます。
内容は
- 試験の紹介
- BCT試験の内容説明
- BCT模擬試験問題(一)~(四)
- 付録CD4枚と答案用紙
本書の目次
BCT模擬試験問題集「新シルクロードⅠ」翻訳出版のご挨拶
| 国際対応を迎える日本の中国語教育
| 本書の活用方法
| BCTの紹介
| BCTの等級基準
| BCTの出題形式
| BCTの採点基準
| BCTの模擬試験問題(一)~(四)共通
| BCT試験問題編
BCT(ヒアリング・読解)問題用紙
BCT(会話)問題用紙
BCT(作文)
BCT(ヒアリング・読解)ヒアリング録音文章
BCT解答編と参考(和訳等)
BCT(ヒアリング・読解)解答
BCT 解答の参考資料
読解の翻訳、会話問題文の日本語訳、会話参考解答例録音文とその日本
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| 付録
BCT(ヒアリング・読解)答案用紙(A,B)
BCT(会話)答案用紙
BCT(作文)答案用紙
CDの添付 各模擬試験対応のCD4枚
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