中国政府公認のビジネス中国語検定試験(BCT)、2009年は3回実施決定
~3月21日、7月11日、11月14日、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台等。
 セリングビジョンが中国政府と日本全国でのBCTの本格的受託機関に選定~

                           

平成20年12月24日
中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
日本BCT事務局:セリングビジョン株式会社


 このたび中国政府が実施する、世界標準の中国語検定試験である、「ビジネス中国語検定試験」(BCT=Business Chinese Test)が、日本で2007年(第1回)、2008年(第2回、3回)に続き、2009年は3回(第4回~第6回)、実施することになりました。
 2009年は、3月21日、7月11日、11月14日(いずれも土曜日午後予定)に、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台等の主要都市、あるいは企業・大学ごと(受験者20名程度以上の場合)に開催いたします。国家漢弁とセリングビジョンで共催し、駐日・中国大使館や大学(孔子学院)、各経済団体のご後援(予定)をいただいて実施いたします。またBCT試験を製作、採点する北京大学・対外漢語教育学院と連携します。
 BCTは、中国語の“TOEIC”(米国英語検定)ともいわれ、世界的にはシンガポール、韓国、米国などで実施されて注目を集めている語学の国家専門資格です。日本において、大学高校、企業内で人気の高まるビジネス中国語教育・研修についての有力な能力検定試験と位置づけられます。
 今回も、ヒアリング・読み書き、会話と作文の二つの試験をします。ヒアリング・読み書きの試験結果と、会話と作文の試験結果によって、二つの級の認定審査をし、中国政府から個別の正規認定証を授与いたします。
受験料は、
ヒアリング・読み書き:4,000円
会話と作文:4,000円
学生割引あり(正規料金の20%OFFで各3,200円)

 中国語は、高校・大学では英語に次ぐ重要な外国語教育のカリキュラムになっており、社会人においても、ビジネスコミュニケーションをするために必須の語学に位置づけられつつあります。英語がスクール学習教育の市場として飽和しつつあるのに対して、中国語は潜在的に大きなニーズとマーケットを持っていると考えられます。これは、日中貿易額が日米の貿易額を超えて、日中のビジネス取り引きが増大して、日本にとって中国はサプライヤー(ものづくりの工場)とバイヤー(日本商品を購入する市場)に変化しつつあることもあり、日本のビジネススタッフは英語ばかりか中国語での商談に迫られつつあるからです。このため、BCTの中国語検定証書は、中国企業等と商談する「パスポート」ともなるものと考えられ、日本企業においても今後、BCTは有力な資格検定と認定するものと予想しております。また大学生にとっては、中国語ができることは国際ビジネスを展開する企業への就職がしやすくなるものと予想しております。
 とくに日本人・企業にとっては、一衣帯水の中国は地理的にも文化的にも欧米諸国と比べ近く、文字も漢字が中国語(簡体字)に似通っており勉強しやすく、BCTを受験しやすい環境にあります。
 セリングビジョンは、これまで二年間、BCTの日本における検定受託機関として実施してまいりましたが、その実績などが評価され、今般、中国政府(教育部、国家漢弁)と二年以上の長期契約を締結いたしました。現在、国家漢弁では、中国語の世界的な普及のために現行のHSK(漢語水平考試)の見直しとともに、青少年向きのYCT(Youth Chinese Test)と、ビジネス向けのBCT(Business Chinese Test)は世界各国で導入する動きがありますが、二年前から中国政府認定の試験三点セット(YCT、HSK、BCT)全部の日本開催が定着化されています。
 中国政府公認の本格的な試験でありますので、ぜひ多くの企業や学生などが受験いただけるように、準備をしてまいります。将来は全国試験で一万人以上の受験者を見込んでおります。

この件のお問い合わせは
セリングビジョン株式会社
住所 〒105-0003 東京都港区西新橋1-9-1 ブロドリー西新橋ビル8F
電話 03-5251-3101 FAX 03-5252-6020     担当:小川、長瀬


<参考>
1.中国主催者: 中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
国家漢弁は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)に属し、世界的に中国語を普及させるための企画・管理・実行を行う政府機関です。世界各国の著名大学などに孔子学院を設立し、中国語教師の派遣や中国語テキストを提供し、ネイティブの中国語の教育サービスを提供しております。日本では、早稲田大学・立命館大学・立命館アジア太平洋大学・愛知大学・札幌大学・北陸大学・桜美林大学・岡山商科大学、大阪産業大学、神戸東洋医療学院、工学院大学で孔子学院が活動をしております。
また、国家漢弁は中国政府公認の中国語検定試験を総括しており、HSK(漢語水平考試)のほか、最近では今回の子供向けの検定試験YCTや、ビジネス向けのBCT(ビジネス中国語検定)を所管しております。
そして北京大学、清華大学、対外経済貿易大学など中国全土の大学や、高等出版教育社、外研社などの政府大学系出版社等と連携をして、中国語の教育に関するあらゆる活動を総括しており、特に国家漢弁の指定する中国語の教科書、問題集は、世界の教育者などから注目されております。
URL:http://www.hanban.edu.cn/cn_hanban/
住所: 中国 北京市西城区徳勝門外大街129号(德勝尚城A座)

2.日本主催者 :セリングビジョン株式会社(中国名:东电超远景公司)
東京電力の社内起業制度を活用して平成14年に東電社員が設立したIT教育会社です。都心部を拠点に法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、市場調査・コンサルティングを行っております。近年では、中国語の検定試験の日本導入とITを駆使した遠隔教育に力点を置いており、特にBCT普及に努め、日本BCT事務局を運営し、北京事務所も正式開設しております。
資本金3500万円
社長岡部秀也
URL:http://www.sg-vn.com
本社:東京都港区西新橋1-9-1
ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指しています。中国語、英語の翻訳や出版事業および三ケ国語によるWEBの企画制作も展開中です。

3.中国政府(教育部)認定の中国語検定試験について
中国政府は、中国語学習の世界的な学習者のニーズの高まりに対応して、様々な分野における、異なる学習能力レベルと世代に応じて下記の3つの検定試験を実施あるいは準備をしております。日本での導入は、これまでHSKのみです。
YCTとBCTは、中国語を母語としない方々を対象とする国際標準の新たな試験です。
・YCT(Youth Chinese Test=15歳以下の子供・青少年向けの中国語試験)
・HSK(漢語水平考試)
現在日本でも実施されている、主に大学生や社会人を対象とする中国語のアカデミックな試験です。基礎、初等・中等、高等の三つのレベルがあります。
・BCT(Business Chinese Test=ビジネス中国語検定試験)
ビジネスシーンにおける交渉やコミュニケーションでの中国語を検定する試験です。5段階に級が分かれております。初等レベル以上の中国語能力のある方々は、BCTの受験が勧められます。

4.中国語検定試験に関する中国政府(教育部国家漢弁)幹部と当社との参考写真

国家漢弁の許琳主任(中)との記念撮影<平成20年12月於、北京>
左:岡部社長、右:張晶磊首席代表(北京事務所長)

国家漢弁の中国語検定試験(BCT、HSK、YCT)のご担当官・胡志平副主任と岡部社長との記念写真

BCT/HSK/YCT比較表(PDF)