杏林大学外国語学部で中国語学科が来年度からBCT目標に新設スタート
~文化祭「杏園祭」期間に通訳ブースでの実践デモを視察~


2010年10月10日
日本BCT・YCT事務局
セリングビジョン株式会社


  杏林大学外国語学部(学部長 赤井孝雄氏)は、英語ばかりか中国語教育でも通訳・翻訳の実践的な取り組みで大きな成果を残しており、大学生の中国文化・語学発表会の「東日本漢語橋」では優勝をし、その専門的かつ体系的な高度な中国語教育・学習指導には定評があります。
  このたび、ビジネス中国語で日ごろからご指導を受けております塚本慶一先生から杏園祭のご招待を受けて、来年度から中国語学科が新設される八王子キャンパスを訪問視察いたしました。
  実践的な日中会話通訳のインタビューやトップ会談のデモンストレーションを拝見し、特設ブースでの日本語・中国語の通訳は、プロフェッショナルの水準と感動いたしました。生徒の真剣さと努力、塚本先生ら教育者の指導力、そしてキャンパス施設の良さもあり、今後、この杏林大学キャンパスでの中国語教育は、日本での中国語ビジネス教育を革新していただけるとの印象を受けました。
  日本のビジネス中国語能力は、社会人も含め、これまで全体として低いと言われていますが、杏林大学ではプロ向けのBCT(ビジネス中国語検定試験)高級合格を一つの目標に、来年度から中国語専科で生徒を募集して、中国語通訳を目指されます。こうした取り組みは、日本では例を見ず、ぜひ大きな成果を上げられるようにと、激励のスピーチもさせていただきました。日本と中国には、トップクラスの日本語・中国語の通訳者は、各国ともに10人程度と言われておりますが、杏林大学でスタートするビジネス中国語通訳のカリキュラムはきっと、多くの学生を社会が求めるプロの道に導くものと期待しております。
  来賓として、アルクの海老沢編集長、東京国際放送局の謝支局長、内山先生もいらっしゃり、赤井学部長、塚本教授とともに親しく意見交換の場ももち、幸いでした。


同時通訳ブースの内側から撮影(日本語、中国語)

同時通訳ブース(日本語、中国語)

中国語インタビューの同時通訳

赤井学部長(左から二人目)、塚本教授(右から二人目)とともに記念撮影


以 上