日本BCT/YCT事務局のセリングビジョンはこれまで中国政府実施の中国語検定試験BCT（ビジネス中国語検定試験）とYCT（青少年向け中国語検定試験）を日本での実施機関として4年間実施しておりますが、今年は新たにBCT（基礎）試験を日本に導入し、BCT（基礎）試験を4回実施することとなりました。
　　BCT（基礎）は、日常職場で使う中国語レベルを評価する国家級の国際標準化試験であり、BCTを受ける前の基礎試験であり、ビジネス中国語の学習者が増えることを期待して中国政府が策定したものです。英語名は、Business Chinese Test(Basic)試験であり、略称はBCT（基礎）です。
　　BCT（基礎）は、日常生活、社交的な場面や職場のなかで、実際に中国語を用いてコミュニケーションを行う基本的な能力を測るものです。

一、	BCT（基礎）試験対象者
	BCT（基礎）は、第一言語が中国語でない方を対象とします。その対象には海外諸国の一般職業人、職場で中国語研修を受講した会社員、孔子学院でビジネス中国語を学習した方々が含まれます。　 新HSK（2級）に合格するレベルで、再びビジネス中国語を学習したい人が最も受験に適しています。
二、	BCT、BCT（基礎）、YCTの試験日と申込期間
	BCT、BCT（基礎） ■ 4月 9日（土） ： 2月 9日 ～ 3月 9日必着　 ■ 7月 16日（土） ： 5月 16日 ～ 6月 16日必着 ■ 9月 3日（土） ： 7月 3日 ～ 8月 3日必着 ■ 11月 5日（土） ： 9月 5日 ～ 10月 5日必着 YCT ■ 5月 14日 （土） ： 3月 14日 ～ 4月 14日必着　 ■ 11月 12日 （土） ： 9月 12日 ～ 10月 12日必着
三、	BCT、BCT（基礎）、YCTの試験項目と受験料
	BCT（基礎） 「ヒアリング・読解」 4,000円 学割あり　3,200円 BCT　 ①「ヒアリング・読解」 ②「会話・作文」 各4,000円 学割あり　3,200円 YCT　 1級～4級（筆記試験） 各級2,500円 会話初級、会話中級 各2,500円
四、	BCT（基礎）の試験等級
	BCT（基礎）は、1級から3級までの等級があります。BCT（基礎）3級のレベルは現有のBCT3級（1～5級の中での3級）と同レベルであり、新HSK3級よりレベルが上です。BCT（基礎）の各等級の単語量は下記の通りです。
	BCT（基礎） 単語量 3級 800 2級 400 1級 200 BCT（基礎）3級＝BCT3級 　　BCT（基礎）3級>新HSK3級
五、	BCT（基礎）の試験問題構成
	BCT（基礎）は、「ヒアリング」と「読解」の2項目から構成されています。各項目の問題数及び解答時間は下記の通りです。
	試験項目 問題数 解答時間 ヒアリング問題 40問 約25分 読解 30問 30分 解答用紙に転記 5分 合計 70問 約60分
六、	BCT（基礎）の成績報告書
	BCT（基礎）成績報告書には、「ヒアリング」、「読解」、「総得点」3つの点数及び等級が表示されます。「ヒアリング」、「読解」の満点は各100点です。「総得点」は、「ヒアリング」、「読解」の合計点数であり、満点が200点です。「ヒアリング」の点数、「読解」の点数及び「総得点」により、BCT「基礎」の「ヒアリング」等級、「読解」等級及び「総等級」が判定されます。
	BCT（基礎）の点数 点数 等級 ヒアリング 0～100 1～3 読解 0～100 1～3 総得点 0～200 1～3
七、	BCT（基礎）試験用途
	BCT（基礎）は、ビジネスに従事する方々の中国語レベルを評価する必要のある、全世界の各種機関及び個人のニーズを満たしています。その主な用途としては次の参考に資することです。 各種の教育スクール機関の授業の手助け、学生募集、クラス分けに際して、学生のビジネス中国語レベルを評価。 企業などにおける採用、選抜、昇格など人事面での決定に際して、社員のビジネス中国語レベルを評価。 各教育機関、研修スクール機関での教育・トレーニング実績効果を評価。 就職、採用及び昇進を希望している社員のビジネス中国語能力レベルを評価。 中国語学習者がビジネス中国語レベルを理解し、一層向上させる目安 。