「早稲田大学孔子学院 2012年中国語教師研修」を受講して

2012年10月
日本BCT・YCT事務局


  9月18日、9月20日に「早稲田大学孔子学院 2012年9月HSK中国語教師研修プログラム」に参加いたしました。
  詳細は下記の通りです。


1.会場:早稲田大学キャンパス内
2.日程:9月18日(火)
午前:新HSK3リーディング 王海峰先生(北京大学対外漢語教育学院準教授)
午後:新HSK3級「速成強化教程」聴解力 陳莉先生(北京大学対外漢語教育学)
9月20日(木)
午前:新HSK4級「速成強化教程」聴解力 陳莉先生(北京大学対外漢語教育学)
午後:新HSK6級「ライティング部分題型特徴と回答スキル解析」
    金舒年(北京大学対外漢語教育学院副教授)
3.参加者:現職の中国語教師および中国語教育に興味のある方々
4.参考資料:「新漢語水平考試大綱3級」、「新漢語水平考試大綱4級」、「新漢語水平考試大綱6級」
5.概要:  ヒヤリングの勉強方法は日々の努力が必要です。毎日ちょっとずつでもテレビを見たり、テープを聞いたりする事がもっとも確実ですし、問題テープを聞きまくるというのがおすすめです。ただ流しっぱなしにはせずに、ちょっと頭を使って考えてみて理解できないのは単語の問題である事が多いです。単語がわからないために、意味がわからないです。その部分を徹底的に覚えていきましょう。口語表現も多くでているので、そういった事からも地道な学習が要求されます。
  さらに、実際の問題スピードと解答時間の短さに慣れる事も大切です。
ヒヤリングは意外と速く、あっという間に終わります。2回は読んでもらえないので集中力の勝負です。テストでは、それぞれの部分が始まる前に、中国語でテスト内容の説明が行われます。この間に問題用紙の選択肢をザッと見て、内容をつかんでおく事が欠かせないです。ただし、この作業に夢中になって本当に問題が始まったのに気づかない事があるので注意しましょう。

  読解は2つの部分からなります。単語の意味を問うものと長文読解です。日本人は漢字に馴染みがあるので少ない学習時間で高得点を期待できます。
  読解の勉強方法は、慣れです。時間をうまく使う事が最大のポイントです。試験前には、必ず時間をはかって模擬テストを解き、慣れておく事が高得点に結びつくと思われます。

  文法は時間との戦いです。ゆっくりと考えたり迷ったりするヒマはありません。わからない問題はとりあえずマークして、時間があったらもう一度見直す方法を取った方がいいです。例えばヒヤリングがうまくいかなくて落ち込まないで挑戦しましょう。これも、本番にあわせて時間をはかって練習しておく必要があります。
文法の勉強方法は反復練習です。脳ではなく体が覚えるまでやるのがコツです。おすすめなのは、同じ問題集を2冊買って、1冊を書き込み用、もう一冊をふつうの問題集として使う方法です。こうすれば、書き込み用のほうになぜ間違ったのか、何回間違ったのかを記す事ができ、自分の弱点が分かります。


以上、概要を簡単に紹介させていただきましたが、日本でBCT、YCTの試験機関である当事務局がBCT、YCTの試験対策や大学、企業等の受験者への説明にも大変参考になりました。

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以 上