「中国語検定機関世界会議」(中国政府主催)への参加(報告)
~52ケ国170名の中国語教育関係者が出席~

2014年9月1日
日本BCT・YCT事務局
セリングビジョン株式会社


  
 8月28日~29日に、中国大連外国語大学において、孔子学院/国家漢弁主催の「中国語検定機関世界会議」が開催されました。中国国内及び日本を含む海外諸国における中国語検定機関の責任者が集合しました。日本BCT・YCT事務局長である梁 美英(セリングビジョンの中国語インストラクター)も日本の代表機関として会議に招待参加いたしましたので、その内容をご報告いたします。

会議期間中の活動
 
  • 開会式(28日)  
  • プロモーションビデオ放送(28日)  
  • 来賓のご挨拶(28日)  
  • 国家漢弁胡志平副主任が主旨を報告(28日)  
  • 優秀な検定機関の表彰(28日)  
  • 新HSKの第1番目と第100万番目の受験生発表(28日)  
  • グループに分けてBCT・YCTを含む中国語検定試験を海外で普及するための意見交換(28日)  
  • WEB試験での研修及び体験(28日)  
  • 試験前、試験中、試験後の検定監督者の研修(28日)  
  • 試験監督資格試験(28日)  
  • 専用WEBでの試験問題作成及び体験(29日)  
  • グループに分けて中国語普及の課題と対策についての討論内容の発表(29日)  
  • 国家漢弁許琳主任のご挨拶(29日)

  •  今回の国際会議は、孔子学院創立10周年の記念と新HSK実施5周年の総括と成功事例を共有し合うとともにBCT・YCTを含む検定試験のあり方を考える会議であります。52ケ国、147か所検定機関、170名孔子学院院長、検定機関責任者など中国語教育関係者が一同に会し、中国語試験の改善と海外で普及するための意見を交換しました。
     2013年世界全国で延べ500万人が中国語試験に参加していますが、その中でHSK、HSKK、YCTとBCT受験者が37,2万人を達成しております。これは中国政府のリードにより、「中国語ブーム」が世界全国で高まり、中国語を第2外国語とする方々が急激に増えています。「人民日報」によると、2004年中国語学習者は3000万人未満でしたが、2014年3月には、世界全国での中国語学習者が1億人を超えております。
     現在、世界全国での検定機関は875か所、114ヵ国と地域にあるとのことです。
     HSKとBCTは留学や中国とのビジネスをするための標準的な語学力パスポートであり、中国と関連する国際企業への就職・転職や昇給など関係者のビジネス中国語レベルを評価するには有効です。
     例えば、中国の清華大学、北京大学、韓国のソウル大学、梨花女子大学、フランス対外貿易学院など多数の大学と孔子学院では中国語試験を日常の授業の一環で行われます。シンガポール政府は2010年法令を公布し、HSKは政府者の昇格や昇進の裏付けにしています、インドネシア国民教育部、マレーシア教育部、オーストラリアクイーンズランド州教育局、イギリススコットランド学歴管理委員会なども中国語試験を教育体制に入れる予定とのことです。韓国サムスン、現在、LG、ドイツのベンツ、日本のキャノン、三菱商事、イギリス文化委員会など企業や機関では中国語試験を採用資格として採用されております。
     今回の参加を機会に中国国家漢弁や孔子学院ならびに海外の検定機関とも交流をすることができ、日本でのBCT・YCTを一層促進していきたいと考えております。


    参考:大会に関係する写真

    BCT・YCT・HSKの国際会議

    国家漢弁許琳主任のご挨拶

    国家漢弁胡志平副主任が主旨を報告

    新HSKを受験した第1番目の方と第100万番目の方

    中国語教育関係者との記念写真
    (梁事務局長は胡副主任から後ろ三列目)

    梁事務局長が授与試験監督資格証書


    <お問い合わせ>
    日本BCT・YCT事務局
    〒105-0003 東京都港区西新橋1-9-1ブロドリー西新橋ビル8F
    TEL:03-5251-3101
    FAX:03-5251-6020
    担当:梁

    以 上